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09月09日-01号

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  1. 鳴門市議会 2020-09-02
    09月09日-01号


    取得元: 鳴門市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    令和 2年  9月定例会(第3回)          令和2年 鳴門市議会会議録 (第13号)鳴門市告示第93号 令和2年鳴門市議会第3回定例会を次のとおり招集する。 令和2年9月2日                           鳴門市長   泉   理 彦 1 期   日  令和2年9月9日 2 場   所  鳴門市議会議場    ──────────────────────────────────           令和2年9月9日(会期23日中第1日目)              議 事 日 程 第 1 号 諸般の報告第1 会議録署名議員の指名について第2 会期の決定について第3 議案第55号 専決処分の承認について(和解について)   議案第56号 令和2年度鳴門市一般会計補正予算(第5号)   議案第57号 令和2年度鳴門市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)   議案第58号 令和2年度鳴門市モーターボート競走事業会計補正予算(第1号)   議案第59号 市長及び副市長の給料の特例に関する条例の制定について   議案第60号 鳴門市市民会館条例の廃止について   議案第61号 市道路線の廃止について   報告第 8号 鳴門市観光コンベンション株式会社経営状況について   報告第 9号 専決処分について(損害賠償の額の決定)   市長所信表明及び提案理由説明第4 議案第56号 令和2年度鳴門市一般会計補正予算(第5号)   議案第57号 令和2年度鳴門市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)   議案第58号 令和2年度鳴門市モーターボート競走事業会計補正予算(第1号)   質疑  委員会付託    ──────────────────────────────────令和2年第3回定例会           地方自治法第121条に基づく説明員一覧表 通知者名     職名          氏名 市長       市長          泉     理  彦  君          副市長         谷     重  幸  君          企業局長        近  藤  伸  幸  君          政策監         小  泉  憲  司  君          事業推進監(地方創生担当)兼企画総務部長                      尾  崎  浩  二  君          市民環境部長      廣  瀬     高  君          健康福祉部長      天  満  秀  樹  君          経済建設部長      西  上  昭  二  君          消防長         山  下  浩  史  君          企業局次長       三  居  康  伸  君          企画総務部危機管理局長 宮  田  耕  志  君          市民環境部環境局長   三  栖  信  征  君          健康福祉部福祉事務所長 小  川  潤  二  君          経済建設部経済局長   小  椋     勝  君          企業局次長(ボートレース事業担当)                      鈴  江  幸  次  君          企画総務部参事兼会計課長大  和  俊  之  君          健康福祉部参事保険課長工     公  男  君          健康福祉部参事社会福祉課長                      喜  來  浩  子  君          経済建設部参事土木課長浜  原  宏  一  君          企画総務部           総務課長       川  邉  伊 都 子  君           人事課長       竹  下  聡  一  君           税務課長       岩  下  彰  秀  君           秘書広報課長     阿  部     聡  君           戦略企画課長     尾  崎  康  弘  君           財政課長       竹  田  仁  伸  君           特定事業推進課長   池  田  賢  次  君           危機管理課長     森  岡  正  則  君           総務課契約検査室長  碇     貴  士  君           秘書広報課情報化推進室長                      清  水  裕  介  君          市民環境部           市民協働推進課長   吉  田     大  君           市民課長       島     章  二  君           スポーツ課長     藤  瀬     蔵  君           文化交流推進課長   梶  原     真  君           環境政策課長     仲  野     聡  君           クリーンセンター管理課長                      六  車  敬  久  君           クリーンセンター廃棄物対策課長                      向  井  直  之  君          健康福祉部           健康増進課長     四  宮  宣  尚  君           長寿介護課長     笠  井  明  子  君           人権推進課長     美  馬     智  君           子どもいきいき課長  黒  濵  政  章  君           子どもいきいき課幼保連携推進室長                      川  上  久 美 子  君          経済建設部           まちづくり課長    辻     宏  人  君           下水道課長      寺  前  省  吾  君           公園緑地課長     滝  川  勝  正  君           商工政策課長     鈴  木  誠  一  君           観光振興課長     前  田  美  香  君           農林水産課長     佐  竹  孝  文  君           農林水産課水産振興室長山  崎     謙  君          消防本部           消防総務課長     増  田  貴  弘  君           予防課長       中  井  英  樹  君           消防署長       樋  口  光  洋  君          企 業 局           水道企画課長     池  脇  康  子  君           水道事業課長     福  井  良  和  君           ボートレース企画課長 東  條  勝  彦  君           ボートレース事業課長 西  條  尚  光  君           水道事業課浄水場長  福  島  真 一 郎  君 教育委員会教育長 教育長         安  田     修  君          教育次長        大  林     清  君          教育委員会事務局参事教育総務課長                      笠  原  広  也  君          教育委員会           学校教育課長     並  木  章  人  君           生涯学習人権課長   三  好  利  典  君           鳴門市学校給食センター所長                      仲  間     勲  君           学校教育課教育支援室長岡     り  つ  君 監査委員     監査委員事務局長    津  田  英  樹  君 選挙管理委員会委員長          選挙管理委員会事務局長 大  和  聖  幸  君 農業委員会会長  農業委員会事務局長   佐  竹  孝  文  君    ──────────────────────────────────               本日の会議に付した事件 諸般の報告日程第1 会議録署名議員の指名について日程第2 会期の決定について日程第3 議案第55号から議案第61号まで、報告第8号、報告第9号     市長所信表明及び提案理由説明日程第4 議案第56号から議案第58号まで     質疑  委員会付託    ──────────────────────────────────             出   席   議   員 (21名)  議長  宅  川  靖  次  君  1番  東  谷  伸  治  君    2番  上  田  公  司  君  3番  高  麗  裕  之  君    4番  林     勝  義  君  5番  秋  岡  芳  郎  君    6番  浜     盛  幸  君  7番  大  石  美 智 子  君    8番  佐  藤  絹  子  君  9番  長  濱  賢  一  君    10番  橋  本  国  勝  君  11番  圃  山  俊  作  君    12番  藤  田  茂  男  君  13番  潮  崎  憲  司  君    14番  東     正  昇  君  15番  平  塚  保  二  君    16番  三  津  良  裕  君  17番  宮  崎     明  君    18番  山  根     巌  君  20番  野  田  粋  之  君    21番  松  浦  富  子  君    ──────────────────────────────────             説 明 の た め 出 席 し た 者  市長      泉   理 彦 君   副市長     谷   重 幸 君  企業局長    近 藤 伸 幸 君   政策監     小 泉 憲 司 君  事業推進監(地方創生担当)兼企画総務部長 市民環境部長  廣 瀬   高 君          尾 崎 浩 二 君  健康福祉部長  天 満 秀 樹 君   経済建設部長  西 上 昭 二 君  消防長     山 下 浩 史 君   企業局次長   三 居 康 伸 君  教育長     安 田   修 君   教育次長    大 林   清 君    ──────────────────────────────────             議 会 事 務 局 職 員 出 席 者  事務局長     米 澤 栄 作    次長       杢 保 マユミ  主査       板 東 政 則    係長       来 島 正 典  書記       吉 成   愛    ──────────────────────────────────     午前10時1分 開会 ○議長(宅川靖次君) これより、令和2年第3回定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 日程に入るに先立ち、諸般の報告を申し上げます。 まず、議長会関係会議の概要を御報告申し上げます。 初めに、全国市議会議長会第156回地方行政委員会が、新型コロナウイルス感染症の予防のため、去る7月14日に書面会議にて開催され、地方分権改革の推進についてほか15項目から成る要望書、新型コロナウイルスに関する要望書及び東日本大震災に関する要望書について、政府並びに国会に提出することが決定されました。 次に、瀬戸内海地区議会競艇連絡協議会監査会及び役員会が、新型コロナウイルス感染症の予防のため、去る8月27日に書面会議にて開催され、令和元年度瀬戸内海地区議会競艇連絡協議会歳入歳出決算に関する監査を行うとともに、第173回臨時総会提出議案及び第173回臨時総会開催形態等について決定されました。 以上が、各種会議の概要であります。 関係資料は、いずれも事務局に保管いたしておりますので、必要に応じて御覧いただきたいと思います。 次に、市長からお手元へ配付のとおり、議案の提出通知がありました。 次に、市長及び各委員長等から、地方自治法第121条の規定に基づく説明員として出席通知のありました者の職、氏名を一覧表として配付いたしております。 次に、監査委員から令和2年6月、7月及び8月分の例月出納検査の報告がありましたので、配付いたしております。 諸般の報告は、以上のとおりであります。 これより、本日の日程に入ります。 本日の議事日程は、お手元へ配付の議事日程表のとおりであります。 朗読は、省略いたします。    ────────────────────────────────── △日程第1 会議録署名議員の指名について ○議長(宅川靖次君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により          7番 大石美智子君          8番 佐藤 絹子君を指名いたします。    ────────────────────────────────── △日程第2 会期の決定について ○議長(宅川靖次君) 日程第2、会期の決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会は、本日より10月1日までの23日間といたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 御異議なしと認めます。 よって、会期は、本日より10月1日までの23日間と決定いたしました。    ────────────────────────────────── △日程第3 議案第55号 専決処分の承認について(和解について)      議案第56号 令和2年度鳴門市一般会計補正予算(第5号)      議案第57号 令和2年度鳴門市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)      議案第58号 令和2年度鳴門市モーターボート競走事業会計補正予算(第1号)      議案第59号 市長及び副市長の給料の特例に関する条例の制定について      議案第60号 鳴門市市民会館条例の廃止について      議案第61号 市道路線の廃止について      報告第 8号 鳴門市観光コンベンション株式会社経営状況について      報告第 9号 専決処分について(損害賠償の額の決定) ○議長(宅川靖次君) 日程第3、議案第55号から議案第61号までの7議案並びに報告第8号及び報告第9号の報告2件を一括議題といたします。 市長の所信表明及び提案理由の説明を求めます。     〔市長 泉 理彦君登壇〕 ◎市長(泉理彦君) 本日、第3回定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様には、公私何かと御多忙中にも関わりませず、御出席を賜り、誠にありがとうございます。 今期定例会におきましては、補正予算案をはじめ、各種議案を提出いたしておりますが、これらの議案説明に先立ちまして、まずは、諸般の報告と現在本市が当面している諸課題についての所信を申し上げ、議員の皆様をはじめ、市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 まず、熊本県を中心に九州や中部地方など、日本各地で記録的な大雨をもたらした令和2年7月豪雨についてであります。 九州地方をはじめ、豪雨被害が広範囲に及び、多くの住居など建物の浸水・倒壊や数多くの河川堤防の決壊、土砂災害が相次ぎ、農作物にも甚大な被害を及ぼしました。また、死者・行方不明者が80人を超えるとともに、今なお多くの方が避難所での生活を余儀なくされているところであります。 ここに、お亡くなりになられました方々とその御遺族に対し、心より哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様方に心よりお見舞いを申し上げます。 本市では、徳島県等の関係機関と連携し、職員を被災地である熊本県芦北町へ派遣するとともに、市役所本庁舎及びボートレース鳴門本場に募金箱を設置し、義援金を募らせていただいており、今後におきましても、被災地の復旧・復興に向け、できる限りの支援をさせていただきたいと考えております。 次に、6日夜から7日明けにかけて、九州の西岸沖を北上いたしました、台風10号についてであります。 徳島県内では、全域が風速15メートル以上の強風域に入り、局地的に大雨や強風による被害が発生いたしました。幸いにも、本市におきましては、一部小規模の被害が発生したものの、人的な被害は確認されておりません。 今後におきましても、市民の皆様の安全・安心を確保するため、的確な情報の収集と発信に努めるとともに、迅速に対応を行ってまいります。 次に、安倍内閣総理大臣の辞任についてであります。 先月8月28日、安倍首相は官邸で記者会見を行い、内閣総理大臣を辞任する意向を表明されました。平成24年12月からの第2次安倍内閣発足から約7年8か月という長期政権であり、安倍首相経済政策アベノミクスは、金融緩和財政出動成長戦略の3本の矢で取り組まれてまいりました。次期内閣におかれましても、直面している新型コロナウイルス感染症感染拡大の防止はもちろんのこと、地方における景気回復は引き続き厳しいものと考えられることから、地域経済の回復に向けた施策展開がなされることを期待するところであります。 次に、徳島トヨタ自動車株式会社との協定の締結についてであります。 今月9月1日、徳島トヨタ自動車株式会社と災害時の避難所等における外部給電可能な車両からの電力供給の協力に関する協定を締結いたしました。今回の協定は、大規模災害が発生した際に、ハイブリッド車等の貸与を受け、避難所等における電力供給に活用するものであり、県内では本市が初となります。 また、今回の協定につきましては、非常時のみならず、平時より訓練の際にも車両を貸与いただける内容となっており、今後につきましても周知啓発に努めるとともに、フェーズフリーの理念を取り入れ、災害に強いまちづくりの推進に努めてまいります。 次に、日本郵便株式会社との包括的連携協定であります。 これまで、市内の郵便局とは、災害時における相互協力各種証明書の交付など、様々な連携、協力を図ってまいりました。また、昨年4月からは、本市と鳴門郵便局鳴門警察署の間で結んでいる鳴門警察署管内地域安全協定書に基づき、郵便局員が配達中などに発見した道路の損傷について、道レポを活用した協力をお願いしており、令和元年度では42件、今年度は8月現在29件の報告を受けております。 こうした中、9月4日に鳴門市と日本郵便株式会社との包括的連携に関する協定書、地域における協力に関する協定の2つの協定を新たに締結いたしました。このたびの協定は、地方創生の推進や市民サービスの向上などを図ることを目的として協力体制を強化するものとなっており、今後、本市が取り組んでいるフェーズフリーの理念を組み入れながら、郵便局と市の相互の資源を活用し、包括的に連携することにより、市民の皆様が安心して豊かに暮らすことができる地域づくりを進めてまいります。 次に、国勢調査についてであります。 国勢調査は、10月1日を基準日として5年に1度行われる国の最も重要な統計調査であります。今回の調査では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、調査書類の配布や受け取りは、可能な限り市民の皆様と調査員が対面しない非接触の方法で行います。 具体的には、9月14日から30日までに腕章と調査員証を身につけた調査員が、各世帯にインターネット回答用IDと調査票を配布します。調査の回答は、24時間いつでも利用可能で、便利なスマートフォンやパソコンなどによるインターネット回答をお勧めしていますが、郵送による提出や調査員による調査票の回収による方法も可能となっています。詳細は、広報なると9月号に掲載しておりますので、一度御覧くださいますようお願いいたします。 この調査の結果は、産業や雇用、福祉施策生活環境整備防災対策のほか、国が市町村に配分する地方交付税の算定に用いられるなど、本市の未来のまちづくりに欠かせないものとなっております。議員の皆様をはじめ、市民の皆様の御理解と御協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。 次に、新型コロナウイルス感染症を取り巻く情勢についてであります。 8月21日に行われた新型コロナウイルス対策の政府の分科会では、感染状況について、最新の分析結果が報告され、専門家は、全国的には今回の感染拡大はピークに達したと考えられるものの、再び増加するおそれがあり、引き続き注意が必要だと指摘しています。 本県では、7月から8月にかけて高齢者施設などで相次いで新規陽性者が確認され、四国4県の中で最も多い状況となっております。本市におきましても、これまでに5人の陽性者が確認されております。相次ぐ陽性者の確認を受け、県では、先月8月2日に警戒を呼びかける、とくしまアラート感染観察強化を初めて発動しました。その後、相次ぎクラスターが確認されるなどの影響もあり、8月6日には、警戒レベル感染観察強化から感染拡大注意漸増ステージへ引き上げるなど、いまだ収束を見通せない状況にあります。 また、政府の分科会では、当初8月末までとしていたイベントの開催制限を、当面9月の末まで、現在の収容率要件及び人数上限に維持することとされておりましたが、報道によると、上限5,000人については、19日にも撤廃の方向で検討に入ったとのことであります。 しかしながら、依然として新型コロナウイルス感染症が経済に与える影響は大きく、今年の夏は、阿波おどりや花火大会が中止となったほか、お盆の帰省についても自粛傾向にあるなど、地域経済にとっては厳しい状況であると認識しております。 このような中、本市といたしましては、感染拡大防止に万全を期すとともに、新型コロナウイルス感染症の影響により、打撃を受けている市民、事業者の方々への支援を継続してまいります。 また、第2回定例会以降、現在までに新型コロナウイルス感染症対策に対し、市内外の企業や個人の方々から御寄附をいただいております。この場をお借りして、改めて感謝を申し上げるとともに、感染症対策に活用させていただきたいと考えております。 今後、市民の皆様には、マスクの着用や手洗い、手指消毒といった基本的な感染予防の徹底、事業者の皆様には、ガイドライン実践店ステッカーの掲示に向けた取組や事業者版スマートライフ宣言への積極的な参加など、引き続き御協力をお願いいたします。 次に、新型コロナウイルス感染症対策緊急支援策についてであります。 まず、スーパープレミアム付チケット「食べ・乗り」についてであります。県内における新型コロナウイルス感染症の拡大などにより、大きな影響を受けている事業者や市民の方々を支援するため、緊急支援策第5弾として、予備費を活用することにより、先行して事業に着手することといたしました。 具体的には、新型コロナウイルス感染症により、大きな影響を受けている飲食店やタクシー、運転代行業者と市民の方々の生活を支援するとともに、市内における消費を喚起し、地域経済の活性化を図ることを目的として、スーパープレミアム付チケット「食べ・乗り」の販売を行うものであります。総額1億2,000万円分のプレミアム付チケットを発行し、1セット5,000円分を半額の2,500円で販売いたします。販売セット数は、2万4,000セット、購入上限はお一人4セットまでとしており、チケットの使用期間は、10月15日から来年2月28日までとし、このチケットは、市内在住者、在勤者、在学者の方が購入することができます。 次に、緊急支援策の第6弾として今期定例会に上程しております、補正予算案についてであります。 今回の補正予算は、新型コロナウイルス感染症感染拡大の防止策を講じつつ、社会経済活動のレベルを段階的に引き上げていく中で、地域の活動や経済を下支えするために必要となる予算を編成いたしました。 この第6弾となる新型コロナウイルス感染症対策緊急支援策の基本的な方針でありますが、国の臨時交付金など、限られた財源の中で最大限に施策の効果が発揮できるよう、去る7月27日付3回目の市議会からの申入れを踏まえた上で、子育て世帯への給付や地域経済対策など、引き続き支援を必要としている方々や業種に重点を置くことといたしました。 今回の緊急支援策の主な事業についてであります。 まず、子育て世帯への支援策として、新生児臨時特別給付金給付事業についてであります。 新型コロナウイルス感染症の影響により、経済状況の悪化の長期化が予想される中、国の特別定額給付金の基準日以降である4月28日から令和3年4月1日までに生まれた子供がいる世帯を対象に、子供1人につき10万円の鳴門市新生児臨時特別給付金を支給いたします。 次に、子育て世帯商品券給付事業についてであります。 新型コロナウイルス感染症の影響を受けている子育て世帯の生活を支援するため、0歳から中学3年生までの子供がいる世帯に対し、子供1人につき1万円のうずとく商品券を配布いたします。なお、こちらも令和3年4月1日までに生まれた子供がいる世帯も対象といたしております。 次に、住宅安心リフォーム支援事業についてであります。 新型コロナウイルス感染症により、打撃を受けた地域経済の活性化を目的として、補助制度を拡充いたします。 従来の補助制度では、20万円以上の対象となるリフォーム工事に対し、補助率20%で最大20万円を補助するものでしたが、世帯員に新型コロナウイルス感染症の影響で離職された方などがいる場合、補助率を40%に引き上げることとし、通常の募集枠である当初予算の800万円とは別に、約5件分の100万円を追加いたします。地域経済の活性化や住まいの安心・安全、住環境の向上を図ることで、市民の皆様が安心して住み続けていただけるまちづくりを目指してまいります。 次に、臨時雇用創出事業についてであります。 新型コロナウイルス感染症の影響により、全国的に経済活動が縮小しており、雇用情勢も悪化しているところであります。こうしたことから、やむを得ず解雇や雇い止めとなった方々を対象に、本市の会計年度任用職員として募集するもので、任用期間は令和3年3月31日までとし、募集人数は3名程度を予定しております。 次に、学校ICT環境整備事業についてであります。 国の令和2年度補正予算におきまして、文部科学省が掲げているGIGAスクール構想が加速化されることに伴い、本市といたしましても、学校におけるICT環境整備を優先課題として、児童・生徒に対する1人1台端末整備に続きまして、授業を担当する全ての教員用のタブレット整備を行います。 また、併せて、障がいのある児童・生徒が端末の使用に当たって必要となる入出力支援装置の整備も行い、学習環境を整えてまいります。 さらに、電子黒板整備事業といたしまして、小学1、2年生の各教室と大麻中学校の広塚分校に電子黒板及び書画カメラを整備いたします。このことにより、本市の全ての小・中学校に電子黒板が整備されることとなります。 次に、緊急時におけるオンライン学習環境整備事業についてであります。 本市では、災害や感染症の発生による小・中学校の臨時休業に備え、Wi-Fi環境が整っていない家庭の児童・生徒に対し、貸出用Wi-Fiルーターを整備するとともに、通信料の支援を行ってまいります。また、各学校に1台ずつオンライン学習用のウェブカメラを整備いたします。 次に、テレワーク環境構築事業についてであります。 本市では、新型コロナウイルス感染症対策として、在宅勤務制度を導入しておりますが、在宅勤務時に庁内のネットワークや業務用パソコンが利用できないなど、様々な課題が見受けられております。このため、本事業は、テレワークに必要なネットワーク環境を構築し、外出先や自宅などの遠隔地にあるパソコンから安全に庁内システムを利用できるようにするもので、整備後には、テレワークを実施する職員が職場と同程度の業務に従事することが可能となります。 本市におきましては、感染症の防止や市民、事業者の皆様への支援を進めているところでありますが、感染症拡大時などの非常時を見据え、いかに市の業務を継続させていくかについても今後の重要な課題と考えており、本事業により業務の継続性の向上を図るとともに、引き続き、多様な働き方の拡充や業務の効率化に向けた取組を進めていきたいと考えております。 次に、感染拡大に向けた備えとしての取組についてであります。 市内14地区自治振興会へ非接触型体温計などを配布いたします。また、医療救護所や障がい者支援施設等に対し、感染予防物品の整備や備蓄を行ってまいります。さらに、各保育施設や児童クラブ等に対し、感染症予防対策に係る物品購入のための補助金を交付するとともに、消防団の活動中の感染リスクを減少させる対策として、N95マスクや非接触型体温計などの整備を行ってまいります。 次に、地域経済対策についてであります。 まず、スポーツフード開発事業についてでありますが、新型コロナウイルス感染症の影響により、市内飲食事業者は、非常に厳しい状況が続いております。一方で、本市においては、鳴門・大塚スポーツパークなど、年間を通して様々なスポーツ大会が開催されており、平成30年度からは、スポーツ大会・合宿を誘致することにより、交流人口の増加を図っているところであります。また、令和4年度には、四国4県での全国高等学校総合体育大会の開催が予定されており、全国各地から選手やスタッフ、保護者等、多数の方々の来鳴が期待されます。 そこで、本市発祥の世界的企業である大塚製薬やスポーツ振興に注力している四国大学、市内飲食事業者との産学官連携事業として、鳴門でしか味わえないオリジナルのスポーツフード、スポーツ弁当を企画・開発することにより、本市で合宿することの付加価値を創出するとともに、苦境に立たされている飲食業における新たな商品として販路拡大を目指し、地域経済の活性化につなげてまいります。 次に、スポーツ足袋開発事業についてでありますが、全国的に高いシェアを誇る本市の足袋製造業は、新型コロナウイルス感染症の影響により、阿波おどりが中止となるなど、厳しい状況が続いております。一方で、今後、新型コロナウイルスと共存し、新しい生活様式を実践する中においては、自宅でのトレーニングが推奨されているところであります。 そこで、市まちづくりアドバイザー木場克己氏に御協力をいただき、コロナ時代の新たなトレーニングとして、自宅で足袋を履いて効果的に実施できるトレーニングを普及させることにより、健康づくりやスポーツ振興を推進するとともに、トレーニング用足袋という新しい商品の企画・開発により、苦境に立たされている足袋製造業の販路拡大につなげてまいります。 次に、スポーツコミッション設立アクションプラン策定事業についてであります。 スポーツコミッションは、スポーツツーリズムの推進やスポーツ大会・合宿の誘致などに取り組む地方公共団体とスポーツ団体、観光産業などの民間企業が一体となった組織として、スポーツを通じた地域振興の中心的な役割が期待されており、スポーツ庁においても組織の立上げが推進されているところであります。 本市では、スポーツを成長産業として捉え、スポーツを通じた地域活性化に取り組んでおりますが、この取組をさらに加速させるためには、スポーツ団体や観光産業など、官民一体となった組織が必要であると考えております。また、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた地域経済を力強く回復させていくためには、延期された東京2020オリンピック・パラリンピックやワールドマスターズゲームズ2021関西といった好機を捉え、高まるスポーツ関連の需要を取り込んでいく必要がありますことから、スポーツコミッションの早期の設立を目指してまいります。 以上が、第6弾として今期定例会に上程しております新型コロナウイルス感染症対策緊急支援策であります。 次に、将来に向けた重点施策についてであります。 まず初めに、本市を取り巻く社会経済情勢とその対応についてでありますが、内閣府の8月月例経済報告の基調判断では、「景気は新型コロナウイルス感染症の影響により依然として厳しい状況にあるが、このところ持ち直しの動きが見られる。」とのことであります。しかしながら、景気の先行きについては、「感染拡大の防止策を講じつつ、社会経済活動のレベルを引き上げていく中で、各種政策の効果や海外経済の改善もあって、持ち直しの動きが続くことが期待されるが、感染症が内外経済に与える影響に十分注意する必要がある。また、金融資本市場の変動に十分留意する必要がある。」とされております。 また、昨日発表されました4月から6月期のGDP2次速報値は、前期比年率換算で28.1%減となり、リーマン・ショック直後の平成21年1月から3月期の年率17.8%減を大幅に下回る戦後最悪の落込みとなりました。7月から9月にかけては、景気はやや持直しの動きが見られるものの、10月から12月にかけては、再び厳しい状況になることも予想されることから、緊急支援策第7弾における対応についても検討してまいります。 本市といたしましては、長引く景気の低迷や国等の動向を引き続き注視するとともに、本市財政に与える影響を考慮しつつ、あらゆる状況にも柔軟に対応できるよう、引き続き適切な行財政運営に努めてまいりたいと考えております。 次に、防災・減災対策の推進についてであります。 まず、ハザードマップ作成・見直し事業についてでありますが、昨年8月に、徳島県が想定最大規模の新池川の浸水想定区域図を公表したことを受け、ハザードマップの更新を行うもので、既に配布しております土砂災害洪水ハザードマップのうち、新池川の部分を改訂し、市内全戸に配布することといたしております。 次に、福祉避難所運営体制強化事業であります。 福祉避難所の機能充実を図るため、要配慮者の生活環境の整備に必要な段ボールベッドなどの資機材の整備を進めることといたします。 次に、消防団資機材等整備事業であります。 令和2年7月豪雨災害のような大規模な災害が、毎年、全国各地で発生しており、多種多様の災害に対応するため、地域防災力の中核的役割を担う消防団の資機材整備の充実を図ることとし、投光器、発電機、救命胴衣を各分団に配備いたします。さらに、大規模災害の際における避難所生活で問題となるトイレの確保でありますが、本市では、徳島県災害時快適トイレ計画に基づき、携帯トイレ30万枚を備蓄目標として備蓄を進めているところであります。令和元年度末までに約15万枚の備蓄が完了しておりますが、今回、残り約15万枚を今年度末までに備蓄し、目標数を達成する予定といたしております。 次に、新庁舎建設事業についてであります。 現庁舎並びに市民会館東側の民間所有地につきましては、施設配置、動線計画の最適化や安全で円滑な工事を進める観点から、整備対象エリアに含める方向で基本設計を行うとともに、各種の調整も進めてまいりました。また、書庫や倉庫などの附帯機能については、集約や再配置を効率的かつ安価に抑える観点から、新築で対応する面積を最小限に抑え、市役所周辺の既存民間物件を活用することを有効な選択肢として検討を行ってまいりました。 このたび、関係する地権者の方との協議の状況を踏まえ、本事業の整備エリアと市道市役所東側線との間の土地並びに同市道東側の土地と建物の取得につきまして、本定例会に公有財産購入費など、関連予算案を計上いたしております。 なお、デザインビルドによる実施設計、施工者の選定については、公募型プロポーザル方式により進めることとしており、8月4日に公告を行い、現地確認や参加表明に関する質疑を終えたところであります。来年1月中の選定を予定しており、引き続き、所定の手続を進めてまいります。 次に、徳島ヴォルティスについてであります。 新型コロナウイルス感染症の拡大により、3月から試合の開催が中断となったことから、過密な試合日程となった上、観客の入場制限があるなど、例年と異なる厳しい環境にあります。 こうした中でも、全42節中17節を終え3位に位置しており、8月以降は、6勝1敗2分けの活躍であり、昇格圏内の2位を射程に捉えております。ホームタウンである本市といたしましても、J1再昇格への機運を高める取組を行ってまいりたいと考えております。 ヴォルティスロード整備事業についてでありますが、本市においては、徳島ヴォルティスのホームスタジアムのあるまちとして、JR鳴門駅など、交通拠点からスタジアムまでの道をヴォルティスロードと位置づけ、応援機運の醸成を図っているところであります。 また、J1リーグ戦を戦った2014年シーズンにおいては、ヴォルティスロードを多くのサポーターの方に歩いていただき、道中のお土産店など、市内に経済効果が生まれました。このヴォルティスロードを今年度から5か年計画で整備することとしており、今年度は、消防本部からスタジアムまでの歩道にチームカラーの3色のラインを引くほか、駅前などにあるマンホールに応援メッセージやマスコットキャラクターをデザインするとともに、街路樹にはスタジアムまでの距離などを表示する看板を取り付けることにより、J1昇格に向けて応援機運を盛り上げるとともに、まち歩きを促進することでホームゲーム開催時の渋滞対策、地域経済の活性化につなげてまいります。 次に、公立保育所の再編についてであります。 健康福祉交流センター北側に建設予定の新公立保育所については、現在、基本設計業者が決定し、当該受託事業者と協議を進めておりますが、新施設を周囲の建物や景観に配慮した建物にするための検討や保育現場の声の反映にきめ細やかに対応することに加え、新型コロナウイルス感染症による影響等を考慮し、完成予定時期は、令和4年秋頃となる見込みであります。 また、大麻町にあるみどり保育所について、当該施設のある土地所有者から賃貸借契約解除の申出があったことから、来年3月末をもって閉所することとし、解体に係る設計費用を今期定例会において補正予算に計上させていただいております。 昭和46年から半世紀にわたって子供たちのために支援いただきました周辺地域の方をはじめ、関係する皆様方、また、土地を貸与いただきました地権者の方に対し、心より感謝申し上げます。今後につきましても、関係者等に十分な説明を行うとともに、本市における就学前教育・保育全体の充実を図るため、適切な受入れ体制の整備を進めてまいります。 最後に、ボートレース事業についてであります。 去る7月21日から26日までの6日間、本市で第3回となるSG競走、第25回オーシャンカップを開催いたしました。新型コロナウイルス感染症対策のため、無観客での開催となりましたが、これまでのインターネット投票の売上向上への取組などが奏功し、当初目標の100億円を大幅に超える約152億円を売り上げることができ、1節6日間でのボートレース鳴門の歴代最高額を記録しました。 本レースを滞りなく開催できましたのも、議員の皆様をはじめ、関係者の御協力はもとより、ボートレースファンの皆様の温かい御理解と御支援のおかげだと厚くお礼申し上げます。来年は、12月4日から7日までの4日間、SG競走に準ずる全国発売レースであるプレミアムGIレース、第3回ボートレースバトルチャンピオントーナメントの初開催が決定しました。来年こそは、ファンの皆様に本場での全国発売レースを、ぜひお楽しみいただきたいと思います。 一方では、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止策として、臨時休業や観客席の利用制限、入場者数の制限等を続けているところであり、特に、エディウィン鳴門の売上げが7月末現在で前年比80%減となり、再開後の1日平均売上げも昨年度に比べ約1,000万円減少しております。 さらに、コロナ禍における開催については、一部の競走場で選手の感染により、レースが中止されるなど、常に開催中止のリスクを抱えており、今後の情勢によってはさらに収益に大きな影響を及ぼす可能性があることから、予断を許すことなく、環境の変化に的確に対応し、感染拡大防止に努めながら、安定的かつ継続的な健全経営を図ってまいります。 続きまして、今回提出しております議案及び報告案件について御説明いたします。 まず、議案第55号専決処分の承認について(和解について)でありますが、交通事故による和解につきましては、事務執行上、急を要しましたことから、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、専決処分いたしましたので、同条第3項の規定に基づき、議会へ承認を求めるものであります。 次に、議案第56号令和2年度鳴門市一般会計補正予算(第5号)から議案第58号令和2年度鳴門市モーターボート競走事業会計補正予算(第1号)までの3議案でありますが、これらは令和2年度の一般会計、特別会計及び企業会計の各補正予算につきまして、議会の議決を求めるものであります。 なお、一般会計補正予算の補正額は、9億2,357万6,000円、補正後の予算額は、331億5,520万6,000円となっております。 次に、議案第59号市長及び副市長の給料の特例に関する条例の制定についてでありますが、クリーンセンターの管理運営に関する問題に対し、11月から12月まで、私と副市長の給与について、減額の上乗せを行う条例を制定するものであります。 次に、議案第60号鳴門市市民会館条例の廃止についてでありますが、新庁舎建設工事に伴い、市民会館の利用を終了することから、鳴門市市民会館条例の廃止を行うものであります。 次に、議案第61号市道路線の廃止についてでありますが、市道路線の廃止を行うに当たりまして、道路法第10条第3項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。 次に、報告第8号鳴門市観光コンベンション株式会社経営状況についてでありますが、鳴門市観光コンベンション株式会社から経営状況に係る書類の提出がありましたので、地方自治法第243条の3第2項の規定に基づき、議会に報告するものであります。 最後に、報告第9号専決処分について(損害賠償の額の決定)でありますが、損害賠償の額の決定につきまして、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、専決処分いたしましたので、同条第2項の規定に基づき、議会に報告するものであります。 以上、概略を御説明申し上げましたが、詳細につきましては、お手元の議案書等を御参照願うこととし、また、審議を通じまして御説明申し上げたいと存じます。十分御審議くださいまして、原案どおり御賛同賜りますようお願い申し上げます。    ────────────────────────────────── △日程第4 議案第56号 令和2年度鳴門市一般会計補正予算(第5号)      議案第57号 令和2年度鳴門市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)      議案第58号 令和2年度鳴門市モーターボート競走事業会計補正予算(第1号) ○議長(宅川靖次君) 日程第4、議案第56号から議案第58号までの3議案を一括議題といたします。 これより、質疑に入ります。 ただいまのところ、質疑の通告はありませんので、質疑なしと認めます。 これをもって、質疑を終結いたします。 ただいま、議題となっております各議案は、会議規則第37条第1項の規定により、お手元へ配付の議案付託表のとおり、所管の予算決算委員会に付託いたします。 以上をもって、本日の議事日程は、全て終了いたしました。 お諮りいたします。 明9月10日から9月14日までの5日間は、議事の都合及び市の休日のため、休会といたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 御異議なしと認めます。 よって、明9月10日から9月14日までの5日間は、休会とすることに決しました。 次会は、9月15日午前10時から再開いたします。 本日は、これをもって散会いたします。     午前10時45分 散会...